多才な寮生たちでいっぱいのボーディング!!
8歳から入寮可能。多国籍の生徒の集まりで多様性に溢れる環境。
一つ屋根の下で全く背景の違う寮生達が時と空間を共にする。
タイ人の好きなパパイヤサラダの香りを“美味しそう”と思う寮生も居れば
“臭い”と思う寮生も居る。
考え方の違いや多様性は時にぶつかり合うこともあるが
若さ故に分かち合えることも沢山ある。
黙って譲っていてばかりでは出遅れてしまうし
自我を通し続ければ嫌がられるという現実的な社会勉強ができる。
嬉しいニュースあり!
イギリスのグローバルネットワークのウェブサイト
StudyInternational.comにおける世界のボーディングのランキングで、BISプーケットがなんと堂々の2位を獲得!
ボーディングに入って得な事は?
ボーディングでの微笑ましい光景のひとつとして
シニアの寮生が得意とする科目をジュニア生に手取り足取り教える姿だ。
家庭教師をするとIBでのCASの活動の一部として認められ
単位取得にも繋がる一石二鳥の方法。
寮生たちは、平日には毎晩、定刻に自分のパソコンを指定の場所に納めなければならない規律がある。
こんな規則もドラマが生まれる。
翌日の試験準備に間に合わなくなった寮生が一晩中パソコンを使わせて欲しいと懇願。駄目と言われた寮生は親にメールで泣きつく。
しかし、寮では放課後や週末の空き時間を有効利用できなかったことについて
自己責任が問われることになる。つまり反省の場を与えられる。
一人に例外を作ってしまうと他の寮生とと平等性がなくなってしまう。
共同生活だからこそ厳守しなければならないことがある。
日々、葛藤し受容していくことを学べる素晴らしい環境だ。
Mimiちゃん
タイ国籍のミミちゃんは、ボーディングの”エンジェル”!
純粋で献身的、奉仕の精神で一杯の女の子。
多くの時間と労力を強いられるアートを専攻しながら、
他の科目の勉強とのバランスをとり、絶妙な管理能力のもと、
驚くべきIB高得点を獲得。
数あるミミちゃんの作品の中で、
私の一番気に入っている作品を紹介して貰うことにしました。
Mimiちゃん:
私はBISで13年間学んで来て、その間に特にアートの分野で沢山の経験と知識を得ることが出来ました。セカンダリー(中高等部)に入ってから、現在の作品の中で使っている基本的なアートの技術を習得していきました。
特にIBビジュアルアートのコースでは、文字通りビジュアル系アートの技術と知識を身につけられました。
最終的な作品の完成に至るまでに、以下にあるワークブック上にて、作品のそれぞれの箇所での適格な描写法を見出すために幾多の実験を重ねました。
このようにして完成した、“New Flight Path”(新しい飛翔の道)は、2004年12月26日に起きた津波災害の10周年記念に捧げた作品です。
このインスピレーションは津波そのものから来ています。
災害時にプーケットに居たので、その時のこの島の悲惨な状況を今でもはっきり覚えています。私の知り合いの多くの方々がこの津波で愛する人を失い、残りの人生が変わって しまったのを見てきています。
この作品で『希望』というテーマを伝えていくために、波の部分を、敢えて
「結びつき」と「無限のシンボル」である円の中に描きました。そして白い鳥たちが波を突き破って円の中に飛び出しているのが、純粋且つ美しいものは、どんな悲劇からでも逸脱することが出来る事を表しています。
人々はまだ希望を持ち続けながら、その人生を歩み続けて行かなければなりません。そして円から飛び出した鳥たちを使って、津波の思い出は彼らがどこに飛んで行ったとしても永遠であることを表現しています。
作品の過程としては、アクリル絵の具を使用して、波の大切な細かい部分の表現を損なってしまうことのないようにと詳細を描くようにしました。鳥達のシルエットでは、単色使いにすることによって細かな描写の波とのコントラストをつけるようにしました。
Fu Kangくん
身長 185 cm, 体重 85kg、恵まれた体格の水泳選手のFK君は、BISの星。
頻繁に行われる水泳の遠征大会では数多くの金メダルを獲得。
多忙極める中、見事に11年生の IGCSEプログラムを修了。
体格とは裏腹に物腰の柔らかい青年の抱く夢について聞いてみました。
Fu Kangくん:
いつも暇を持て余している僕を傍で見ていた両親が、何かスポーツをすることで時間を有効に使えたらと勧めたのが水泳を始めるきっかけで、それは、僕がちょうど7歳の時でした。
10歳の頃、水泳の練習が嫌になってコーチに見つからないようにトイレに隠れていた思い出があります。厳しいトレーニングには、心底疲れを感じ、何だか全く意味がないものに感じらたりして。。。そんなある日、突然出せた”記録の結果”。この一度の”実績”が、僕自身の中での水泳に対する捉え方を180度変えることになりました。つまり、”目的意識”が芽生えることになったんです。
幼いころから水泳をしていたこともあり、水泳は自然に自分の生活の一部になっていました。プールに向かい、泳ぐ。この繰り返しの毎日をごく自然のスタイルとして捉えていました。なぜ”水泳”という分野になったのかというと、強いて言えば、僕の体格の良さからだったのでしょうか。
それが理由で、このスポーツへと自然に導かれたのかもしれません。水泳は、僕の将来のキャリアに間違いなく多くの可能性を与えてくれることになると感じています。
今までで一番忘れられない大会としては、”マレーシア・オープン”で15歳部門100メートル平泳ぎでナショナルレレコードを予期せぬ形で出せたことです。
それは、2015年の3月のことなのですが、ゴールの壁にタッチして得点掲示板を見上げた時の感動が今でも込み上げてきます。
やはり、自分で何とか出来るだろうと、また何とかしてでもと、狙って勝利を手にした時には、一番の達成感を味わえます。そして何より、自己ベストを出し、自分の目標に手が届いた時には言葉にできないほどの満足感を感じます。
自分自身のベストの記録に近い評判の良い選手が身近に迫ってくる時、勿論プレッシャーを感じます。
でもそれは、ごく当たり前のことです。
僕に降りかかる”プレッシャー”とは、より懸命で大切な方向へと自分を仕向けてくれるもので、そこから簡単に逃れることを出来なくしてくれるものだといつも思っています。
また、”泳ぐこと”は僕にとって一番のストレス解消法なんです。プールの中では集中することに全神経をかけ、頭の中にあるストレスなども取り払ってくれるんです。
僕の夢は、勿論、オリンピックに出場して世界でトップランキングの選手として名を連ねることです。
普通のティーンエージャーとして楽しむことの出来る”最高の時”を犠牲にすることについても何の抵抗も感じません。自分で決めて自分で望んでいるんですから。。。
皆んながやっているようなことが出来なくても、今やっていることが、僕にとっては掛け替えのない価値のあることだとずっと信じています。
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